日本語で上手な文章を書くには
探し物をしていて迷い込んだページにこんなの(http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20060908#p1)があった。
個々の説明はリンク先を見てもらうとして、項目だけ挙げると
- 1. 何について述べている文章なのかは最後まで明らかにしてはいけない
- 2. わかりやすい構成の文章を書いてはいけない
- 3. 結論を冒頭に述べてはいけない
- 4. 結論を最後に述べてもいけない
- 5. ひとつひとつの文章はできるだけ長く曖昧なものとしなければいけない
- 6. 主張は断言せず、曖昧に述べなくてはいけない
- 7. 主張の根拠を明示してはいけない
- 8. 客観的な記述は控えなくてはならない
- 9. 他人の主張を批評してはいけない
- 10. どうしても他人の主張を批評する必要がある場合は、主張そのものではなく、その人の生い立ちや人となりについて述べなくてはならない
どこまで本気なのかわからないが、このように揶揄したくなる文章は確かにある。たとえば、7番だが「ひとつの主張につき最低三つはサポートとなる議論を用意するべき」という“欧米での常識”の逆だという説明がある。そして、そのような「サポートとなる議論」を書いている本には「一度書けばわかることを何度もくり返している」という書評がアマゾンに書き込まれている。
ついでに書くと、このような文書を書かないように指導する文章指導は地道な作業だが、教育をよくするためにはこのような部分にこそ光を当てるべきだと思う。