備忘録

昭和天皇A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060720AT1G1700819072006.html

 昭和天皇が、当時の宮内庁長官富田朝彦氏(故人)に、「自分が靖国参拝しなくなった理由はA級戦犯合祀」だと語っられたというメモを含む、富田氏の史料が発見されたとのこと。

 よく言われる、三木首相の問題はやはり後付の理由だったかと思う。
また、「国のために命を落とした人」と「下々の民を犬死させた輩」をきちんと区別するべきだという、まともな感性の持ち主だったのだとも思った。
 また、後世の人たちのために、きちんと記録を残すことの重要性を知っていた人だとも思う。

資金提供で親米政権安定化…CIAの対日工作明らかに
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060719i215.htm

 米国務省のまとめた外交資料集(1964〜68年)の中に、米中央情報局(CIA)が1958年から10年間にわたり自民党や旧社会党右派の有力政治家への秘密資金提供などを通じ、親米・保守政権の安定化と左派勢力の抑え込みに向けた工作を実施していたとの記述が盛り込まれているとのこと。
 具体的な工作の内容は記述されているのだろうか? とか、その後はこのような工作は行われていないのだろうか? とかいう疑問も湧き上がってくるのだが、それはさておき、きちんと文書を残し、きちんと公開するという、やるべきことをきちんと守ろうとしているところにアメリカの底力を感じる。